葬儀の基礎知識として、喪服のマナーを知っておくと役に立つでしょう。まず、亡くなった直後に行われる仮通夜では、一般的に喪服を着ません。知らせを聞いて掛けつけたという意味で、派手ではない平服を着用します。通夜では、男性は濃紺のスーツを身につけます。
ダークグレーや薄めのストライプでもかまいません。合わせるネクタイは黒系です。地味なものなら柄が入っていても大丈夫です。女性は基本、地味な色のワンピースもしくはスーツです。黒かベージュのストッキングを合わせます。
通夜と告別式では、ブラックフォーマルを着用します。男性は黒のスーツであれば、ダブル、シングル、三つ揃えのどれでもかまいません。シャツは白、ネクタイは黒無地です。靴は黒で、金具があってはいけません。女性は黒いワンピース、アンサンブルなどです。
黒のストッキングと靴を合わせます。
葬儀と言いますと、身近な方を弔う儀式ですから、避けて通る事が出来ない訳ですけれども、気になるポイントの一つとして考えているという方が少なくないのが、費用に関する問題です。勿論規模により様々ですけれども、ある程度の予算は見越しておかなければいけないのは、言うまでもありません。
そんな葬儀の費用の問題を、アシストする国のシステムが、「葬祭費給付金制度」ですが、このシステムがあるという基礎的な知識を知らないという方は、意外に少なくありません。このシステムは、国民健康保険、健康保険加入者が亡くなり葬儀が行われた後、喪主が自治体に手続きを行う事によって、規定の金額が葬祭費として支給されるシステムです。
金額的には数万円程度となっていますが、ある程度の足しにはなりますので、是非利用すべきであると考えられます。